仕込み

球磨盆地に秋風吹きわたる頃、焼酎造りが始まります。

焼酎の旨さを左右するこうじは現在、国産米のみを使用。

育成、発酵、蒸留、熟成と、これからの長い行程の中でじっくりゆっくり・・・。

風土の力がみなぎる旨い焼酎に育てられていきます。

仕込み画像

製造の詳細

原料の紹介、製造工程に関する詳細情報です。

当社の看板商品「ばつぐん」のすべてを公開します。

原料

こうじ米/国産米

現在は国産米のみで製こうじ(製麹)を行っています。焼酎の品質の大部分はこうじで決まります。私達は長年の経験を生かし、うまみ・甘み・コクのある製品にする為のこうじ造りを行っています。


こうじ菌

○ばつぐん/樽貯蔵酒:白こうじ菌

○黒麹抜群:河内製NK黒麹菌


酵母/Can1

熊本工業技術センター微生物応用部の林田安生氏開発の酵母です。米焼酎に使用した場合、香りが良く、高品質の製品が期待できる反面気難しい一面もあり対応を誤ると失敗作となりやすい酵母でもあります。


二次米/国産米

製造工程

もろみ温度

上限30℃~32℃に設定


もろみ熟成期間

一次もろみ7日間

二次もろみ10~12日間


蒸留

○ばつぐん/樽貯蔵酒:減圧蒸留。もろみ品温の上限は45℃、中心温度は42℃。

○黒麹抜群:常圧蒸留。もろみ品温98℃から100℃。


ろ過

製品になるまで計3回のろ過をします。蒸留後2~5日後に1回、25℃に割水後さらに1回、その後もビン詰め前に簡易ろ過を行います。ろ過助剤として炭素、セリッシュ(植物繊維)を使用します。